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2025.06.25

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災害時も安心!ポータブル電源の選び方とポイント8選

「ポータブル電源の選び方を知りたい」
「災害に備えるには、どのくらいの容量がいいのだろう?」

当記事では、災害時に活躍するポータブル電源の選び方についてご紹介します。

私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。

災害が発生した際、ヨコエネでは当社の保有するポータブル電源・ポータブルソーラーパネルを横浜市西区・青葉区に貸与する協定を結んでおります。そこで今回は、災害時に頼りになるポータブル電源の注意点やおすすめの商品をご紹介します。

ポータブル電源の基礎知識

ポータブル電源とは、家庭用コンセントと同じ感覚で使用できる、持ち運べる大容量バッテリーのことです。近年、災害対策への意識向上・アウトドア人気の高まり・テレワークの普及などにより注目度が高まっており、災害時の非常電源から日常の節電対策まで、幅広い用途に対応できるようになっています。

基本的な仕組みは、内部に大容量のバッテリーを内蔵し、事前に充電した電力をさまざまな出力端子から供給する、というシステムです。AC出力(家庭用コンセント)・USB出力など、複数の出力ポートを搭載しているため、スマートフォンの充電はもちろん、扇風機・電気毛布・小型冷蔵庫などの家電製品まで、幅広く使用することができます。

従来のモバイルバッテリーと比較すると、以下のような違いがあります。

・容量が格段に大きいから、家電製品も使用可能。
・機種によって最大出力数が幅広い。
・出力ポートの種類が豊富。

ポータブル電源の選び方と8つのポイント

ポータブル電源の選び方には、8つのポイントがあります。

1. バッテリー容量

ポータブル電源のバッテリー容量は、1時間あたりの電力消費量を示す「Wh(ワットアワー)」という単位で表されています。例えば、消費電力100W(ワット※)の液晶テレビを2時間使用する場合、「100W × 2時間 = 200Wh」以上のバッテリー容量が必要ということになります。

日帰りキャンプ程度なら200Wh前後の容量があれば、ある程度必要な電気をまかなえると思いますが、キャンプや車中泊なら500〜700Wh以上、防災目的なら1000Wh以上のバッテリー容量が目安とされています。

注意しなければならないのは、ポータブル電源から電化製品へ給電する際に、電力ロスが発生する点です。実際に使用できる容量は、表示容量の約80%程度と考えておく必要があります。

※ 実際に消費される1秒間当たりの電力を表す単位

2. 定格出力

定格出力とは、「ポータブル電源が安定して出力し続けられる電力」のことです。使用する際は、家電の合計消費電力(W数)が定格出力を超えないよう、注意が必要となります。定格出力が大きいほど、使用できる電化製品の幅が広がります。そのため、事前に取扱説明書などで使いたい家電の消費電力を調べてから、製品を選ぶと良いでしょう。

3. 電池の種類

主にポータブル電源に使用されている内蔵電池の種類は「リン酸鉄系」や「三元系」などのリチウムイオンバッテリーです。

「リン酸鉄リチウムイオン電池」は寿命が長く、自己放電も少ないため、長期保管に適しています。安全性が高く長寿命であることから、「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載した製品を選ぶのがおすすめです。

4. 出力ポートの種類と数

「出力ポート」とは、ポータブル電源に蓄えられた電気を、外部の機器に供給するための接続口のことです。一般的に搭載されている出力ポートは、「ACポート・USB-Cポート・USB-Aポート・シガーソケット」です。ACポートは家庭用電化製品に、USB-Cポート・USB-Aポートはスマートフォンなどのモバイル製品に、シガーソケットは車載専用の電化製品に使用可能です。

災害時・停電時に備えるなら、「ACコンセントが2個以上・出力ポートが豊富なもの」を選ぶと安心です。選ぶ際は、家族が同時にスマートフォンを充電するなど、実際の利用シーンをイメージしながら検討しましょう。

5. 出力波形

出力波形とは、「電気の電圧が時間とともにどのように変化するかを表す波の形」のことです。出力波形には「正弦波(純正弦波)」と「矩形波」がありますが、正弦波の製品がおすすめです。なぜなら、多くの家電製品は正弦波を前提として設計されているからです。矩形波は使用可能な機器が限られる上、精密機器に接続すると故障してしまう可能性があります。使用したい製品を考慮して、ポータブル電源の出力波型を選びましょう。

6. 機能性

製品によっては、夜間に便利なライト機能が搭載されていたり、アウトドア利用を想定して、防水機能が備わっていたりするものもあります。自分のニーズに合った機能があるかどうかを確認してから選んでください。

7. 安全機能

ポータブル電源には、「BMS(バッテリーマネジメントシステム)」という安全機能が搭載されている製品があります。BMSには以下のような機能が備わっています。

● 過充電保護
● 過放電保護
● 過電流保護
● 短絡保護
● バランス機能
● 温度保護

BMSが搭載されていると、安全性が高まるだけでなく、バッテリーの寿命も延ばすことができます。

8. 耐用年数と保証期間

ポータブル電源の寿命は年数ではなく、「何回バッテリー容量の100%分を充放電したか(サイクル数)」で表現されます。一般的にリチウムイオンバッテリーを採用したポータブル電源のサイクル回数は、約500~3,000回が目安とされています。

例:サイクル回数が500回の場合

● 年間100回充電 → 5年使用可能
● 年間50回充電  → 10年使用可能

※使用状況や保管状況により、性能が劣化する場合があるため、実際の使用可能年数と異なる場合があります。

災害時用のポータブル電源の選び方

ここで、災害時を想定したポータブル電源の選び方をご紹介します。災害が発生した際、自宅が無事であれば、避難所(地域防災拠点)に行かずに在宅避難を選択肢に入れる人が増えています。その際、ライフライン(電気・ガス)が復旧するまでに7日間以上を要することが多いのですが、停電中に困るのがスマートフォンの充電や、照明・季節家電を使用できないことです。

最初の7日間を乗り切るために、重要なのはバッテリー容量1,000Wh以上のポータブル電源を選ぶことです。加えて、ソーラーパネルで充電できるタイプを選んでおくと、さらに安心でしょう。ただし、ソーラーパネルのコネクタ部分が異なると接続できない場合もあるため、同じメーカーで揃えて購入するのがおすすめです。

参考記事:

キーワードは7日間!災害時の在宅避難の準備・あると便利なグッズをご紹介

ポータブル電源を使用する際の注意点

ポータブル電源を使用する際には、以下の4点に注意しましょう。

1. 使用環境

ポータブル電源の最適な使用温度は、0°C~40°Cです(※)。高温の環境ではバッテリーの劣化が早まり、低温の環境では正常に動作しなかったり、急に電源が切れてしまったりすることもあります。

※ 製品ごとに適正範囲が異なりますので、取扱説明書をご確認ください。

2. 過負荷

ポータブル電源の定格出力を超えて使用すると、接続機器に損傷を与える恐れがあります。事前に機器の消費電力を確認してから、接続するようにしましょう。

3. 保管時

緊急時に備えつつもバッテリーに負担をかけずに保管するなら、バッテリー残量を残り60〜80%の状態で保管しておくのがおすすめです。合わせて、最適な使用温度と同じ条件下で保管するようにしましょう。なお、ポータブル電源は精密機械のため、湿度が高すぎる場所や、ほこりが多い場所に保管するのは避けてください。

4. 定期メンテナンス

長期間使わないとバッテリーが劣化してしまう恐れがあります。そのため、2~3ヶ月ごとに50%まで充電するようにしましょう。さらに、最低でも半年に一度はポータブル電源を使用し、動作を確認するようにしてください。

災害時の備えにおすすめのポータブル電源

災害時用に、ヨコエネがおすすめしているポータブル電源をご紹介します。

◆Victor ポータブル電源 [1536Wh]/BN-RF1500

BN-RF1500

販売価格 ¥253,000 (税込)

◆Victor ポータブル電源[1152Wh]/BN-RF1100

BN-RF1100

販売価格 ¥187,000 (税込)

◆3つの安心機能

① 約3,000回の繰り返し充放電が可能

リン酸鉄系リチウムイオン充電池を採用しており、充放電サイクルの長寿命化を実現。約3,000回の充放電が可能です。

② コンセントは挿したままでOK

独自設計により、バッテリーの経年劣化や事故防止のために必要とされるコンセントの抜き差しが不要になりました。(※1)自動で満充電に近い状態(94%※2以上)を保つため、コンセントに挿したままにしておけば、フル充電に近い状態をキープできます。

*長期保管する場合は、60~80%の充電後にコンセントを抜いて保管してください。

※1 家電への供給量よりもポータブル電源への給電量のほうが大きい場合、給電した電力を直接家電に供給します。バッテリーを経由しないため、充電と給電を同時に行っても充放電回数に影響しません。自動給電切り替え機能のもう一つのメリットです。
※2 自動充電は94%でスタート、100%でストップします。

③ 自動給電切り替え機能付き

コンセントと家電製品との間に接続しておくだけで、停電したら自動的にポータブル電源がバックアップします。(※3)

*長期保管する場合は、60~80%の充電後にコンセントを抜いて保管してください。

※3 UPS機能ではありません。給電切り替え時に、瞬間的に電力の途切れや電力低下があります。このときの接続機器の動作は接続機器の仕様によって異なります。

横浜でポータブル電源を導入するなら、ヨコエネにおまかせ!

災害時用としてポータブル電源を選ぶ際は、「1,000Wh以上のバッテリー容量・リン酸鉄リチウムイオン電池搭載・正弦波の製品」がおすすめです。使用する機器をイメージした上で、定格出力や出力ポートの種類・数を確認してくださいね。

ヨコエネでは、ポータブル電源・ソーラーパネルを取り扱っております。横浜市内なら、いつでも送料無料でお届け!ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を見た方におすすめ

<出典>

内閣府 在宅・車中泊避難者への支援等について
ANKER MAGAZINE
Jackery
Victor BN-RF1500/BN-RF1100
Victor ポータブル電源 総合カタログ

作成:2025年5月