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2025.08.27

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バリアフリーリフォーム完全ガイド!費用相場と施工事例

「リフォームで家をバリアフリーにしたい」
「バリアフリーにするには、どれくらいの費用がかかるのだろう?」

当記事では、バリアフリーリフォームについてご紹介します。

私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。

ヨコエネは建設業許可を取得しており、ガス設備を含めたリフォームを得意としています。ご提案の際にはお客さまのライフスタイルに合わせ、オーダーメイドでプランニングを行っています。そこで今回は、バリアフリーリフォームの工事内容・費用相場のほか、施工事例をご紹介します。

「バリアフリーリフォーム」とは

「バリアフリーリフォーム」とは、高齢者の方や身体が不自由な方が安心して日常生活を送れるよう、環境を整備する改修工事のことです。住宅内の段差解消など、物理的な障害を改修するものと、室内の温度環境を整えるものがあります。

(例)物理的な障害を改修をする工事

● 床の段差解消
● 手すりの設置 など

(例)室内の温度環境を整える工事

● トイレ・脱衣室への暖房機設置
● 断熱工事 など

消費者庁によると高齢者の転倒事故の48%は自宅で発生しており、受診した際の処置見込みとしては、8割以上が通院や入院が必要なけがを負っているそうです。

(参考)転倒事故の発生場所

● 浴室・脱衣所
● 庭・駐車場
● ベッド・布団
● 玄関・勝手口
● 階段

(出典)消費者庁 「10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!」

バリアフリーリフォームは、将来の事故防止と健康寿命を伸ばすために、適した対応だと言えるでしょう。

【場所別】バリアフリーリフォームのガイド

ここからは場所別のバリアフリーリフォームの内容と、概算費用をご紹介します。

1. 浴室・脱衣所

浴室や脱衣所は、住宅内でも特に注意が必要な場所です。濡れた床で滑る、段差につまづいて転倒する、温度差によるヒートショックなど、複数の危険性が考えられます。主な改修工事と概算費用は、以下の通りです。

● 入口の段差解消      :約5~10万円(税込)
● 滑りにくい床材への張替え :約10~20万円(税込)
● 開き戸から引き戸への変更 :約10~15万円(税込)
● 手すりの設置       :約1~1.5万円(税込)
● ユニットバスへのリフォーム:約60〜200万円(税込)
● 浴室暖房乾燥機の設置   :約7~15万円(税込)
● 車椅子対応の洗面台への交換:約20~50万円(税込)

参考記事:
室内の寒暖差に要注意!6つのヒートショック対策
洗面所のリフォーム費用を解説!予算別プランと商品選びのコツ

2. トイレ

トイレは立つ・座る・体をひねるなど、足腰への負担がかかる動作が必要な場所です。動きをサポートあるいは軽減するために、手すりを設置する、温水洗浄便座を導入するなどのリフォームがおすすめです。

● 手すりの設置(壁の補強が不要な場合):約1~1.5万円(税込)
●   〃   (壁の補強を含む場合)  :約5~10万円(税込)
● 開き戸から引き戸への変更      :約10~15万円(税込)
● 室内のスペース拡張         :約15~40万円(税込)
● 温水洗浄便座の設置         :約4~12万円(税込)
● 和式から洋式への変更        :約30〜80万円(税込)

参考記事:
トイレリフォームに必要な期間は?10の工程と工事内容の紹介
必読!マンションのトイレリフォームの注意ポイント4選

3. 廊下・階段

移動場所である廊下と階段も、安全性を高めたい箇所です。特に、階段は転倒事故のリスクに備えてリフォームしましょう。

● 手すりの設置(壁の補強が不要な場合):約1~1.5万円(税込)
●   〃   (壁の補強を含む場合) :約5~20万円(税込)
● 滑り止めシートの設置         :約2~5万円(税込)
● 廊下幅の拡張             :約40~100万円(税込)
● 昇降機の設置             :約60~200万円(税込)

4. 居室・寝室

長く過ごす空間は、立ち座りなど日常の動作をサポートでき、夜間に移動する際にも安全性が高い環境に整えておくと良いでしょう。車いすの場合は車輪を動かしやすい床材に変えたり、室内の段差をなくしたりするほか、収納の高さを調節する、アクセスしやすい動線を確保するのも重要です。

● 手すりの設置(壁の補強が不要な場合):約1~1.5万円(税込)
● 滑りにくい床材への交換       :約10~30万円(税込)
● 開き戸から引き戸への変更      :約10~15万円(税込)

バリアフリーリフォームで使える補助金

バリアフリーリフォームを行う場合は、各自治体の「介護保険制度」が利用できます。

1. 概要

要介護者等が在宅での生活に支障が出ないよう、リフォームする場合に申請できる補助金です。

2. 適用対象工事の一例

● 手すりの取付け
● 段差の解消
● 滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
● 引き戸等への扉の取替え  など

3. 補助金額

支給限度基準額:20万円(保険給付18万円(1割自己負担の場合))

20万円の支給限度基準額のうち、所得に応じて1~3割が自己負担となります。なお、要介護状態区分が重くなったとき(3段階上昇時)、また転居した場合は、支給限度基準額が再設定されます。

4. 支給条件

細かな支給条件については、お住まいの市区町村の担当窓口にお問い合わせください。

◆ 対象者
要支援・要介護者

◆ 対象期間
通年

5. 申請手順

介護保険の申請は、担当のケアマネジャーと被保険者にて行う必要があります。

① 住宅改修についてケアマネジャー等に相談

② 申請書類又は書類の一部提出
住宅改修の支給申請書類の一部を、保険者(自治体)へ提出する。

(例)提出書類

● 支給申請書
● 住宅改修が必要な理由書
● 工事費見積り書
● 住宅改修後の完成予定の状態がわかるもの(写真・簡単な図を用いたもの)など

③ 施工

④ 住宅改修費の支給申請
領収書等の費用発生の事実がわかる書類等を、保険者(自治体)へ提出する。

(例)提出書類

● 住宅改修に要した費用に係る領収書
● 工事費内訳書
● 住宅改修の完成後の状態を確認できる書類 など

6. 問い合わせ窓口

お住まいの自治体の窓口・ホームページ

7. 注意事項

施工条件によっては介護保険が適用されない場合があります。必ずお住まいの自治体のホームページにて、詳細をご確認ください。

ほかにも、お住まいの自治体によって独自の補助金制度が用意されている場合があるため、バリアフリーリフォームの際にはホームページを確認しましょう。

バリアフリーリフォームの事例紹介

ヨコエネが実施した、バリアフリーリフォームの事例をご紹介します。

<浴室>

1. 入口の段差をなくす、水まわりのバリアフリーリフォーム

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Before
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After
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Before
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After

施工箇所 :浴室、洗面
使用商品 :浴室/TOTO マンションリモデルWY
      洗面化粧台/TOTO オクターブスリム
工事期間 :6日間(別途トイレ工事も含む)
住居タイプ:マンション

「バリアフリーにしたい」というご要望をもとに、浴室の出入口の段差をなくし、手すりを設置。床は滑りにくい「ほっカラリ床」に変更しました。

2. 寒さ・段差の解消と手すりの設置で安心の浴室

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After
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After
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After
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After

施工箇所 :浴室
使用商品 :TOTO サザナHTシリーズ Tタイプ (1116サイズ)
工事期間 :3日間
住居タイプ:戸建て

今後の生活を考えて手すりを設置し、段差をなくす工事を行いました。また、単独換気扇から電気の浴室暖房乾燥機に交換。マルチリモコンで同時操作できる脱衣室暖房も増設しました。

<洗面>

1. 【車いす対応】座って頭を洗えるサニタリー空間に

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Before
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After

施工箇所 :洗面化粧台
使用商品 :車いす対応洗面
工事期間 :8日間(別途浴室・トイレ工事を含む)
住居タイプ:戸建て

「洗面台で座って頭を洗えるようにしたい」というお客さまのご要望に合わせ、車いす対応の洗面化粧台を選定しました。

2. たっぷり収納&冬もあたたかい洗面所

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Before
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After
After

施工箇所 :洗面
使用商品 :洗面化粧台/TOTO オクターブ
      脱衣室暖房(ホットドライ)
家族構成 :ご夫婦(2人)、息子さまご家族(4名)の2世帯
住居タイプ:戸建て

寒さ対策のホットドライを取り付けることで、安心・快適な暮らしのご提案ができました。

<トイレ>

1. 内装にこだわった、自分好みの落ち着くトイレ空間へ

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Before
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After

施工箇所 :トイレ
使用商品 :トイレ便器/TOTO ピュアレストQR
      ウォシュレット/TOTO アプリコット
      手洗い器/TOTO コンフォートシリーズ
工事期間 :1日
金額   :約330,000円(税込)
住居タイプ:戸建て

もともと手すりが設置されていましたが、移動がスムーズにできるよう、配置を変更しました。

2. 段差のある和式トイレを洋式トイレにリフォーム

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Before
toilet_after
After

施工箇所 :トイレ
使用商品 :TOTO ピュアレストQR
住居タイプ:戸建て

和式トイレは床がタイルで段差になっていることも多く、足腰への負担がかかりやすいことから洋式トイレへ交換しました。

横浜でバリアフリーリフォームをするなら、ヨコエネにおまかせ!

バリアフリーリフォームは、段差解消など物理的な障害を減らすものと、室内の温度境を整えるものがあります。リフォームする場所は家屋全体にわたりますが、転倒しやすい場所や体に負荷がかかりやすい場所、ヒートショック対策が必要な箇所にしぼってリフォームを検討すると良いでしょう。

ヨコエネでは、国や自治体の補助金・介護保険を活用したリフォームも行っています。ご相談・お見積りは無料のため、ぜひお気軽にお問合せください。

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<出典>
消費者庁 「10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう!-転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で発生しています-」

作成:2025年7月