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2024.11.15
リフォームお役立ち情報
室内の寒暖差に要注意!6つのヒートショック対策
「効果的なヒートショック対策が知りたい」
「どんな家電・リフォーム方法がおすすめなのだろうか」
当記事では、ヒートショックの対策法についてご紹介します。
私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。
住宅内でも寒暖差が生じやすい冬は、ヒートショックによる健康被害が発生しやすくなる時期です。毎年気温が下がってくると、「ヒートショック対策に」とヨコエネに設備工事やリフォームを依頼されるお客さまがいらっしゃいます。そこで今回は、ヒートショックの概要や対策について、詳しく解説します。
目次
ヒートショックの概要と対策
ヒートショックの概要と対策について解説します。
1. ヒートショックの概要
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる ”温度の急な変化がからだにあたえるショック”のことです。このような変動は心臓や血管に負担がかかるため、心筋梗塞や脳卒中につながる恐れがあります。
消費者庁の公表資料によると、特に入浴中の事故が多く、近年は「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数が、交通事故死亡者数を上回っているほど(※)。ヒートショックは11月から4月の冬季に多く発生しており、主に家庭や居住施設の浴槽で起こっています。
※ 「消費者庁 冬期に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」より
2. ヒートショックのリスクが高い人
ヒートショックのリスクが特に高いのは、高齢者です。加齢に伴って血圧が変動しやすく、体温を維持する機能が低下しているためです。また、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がある方も要注意です。高血圧の方は血圧の急激な変動により低血圧症を引き起こしやすく、意識を失う危険があります。糖尿病や脂質異常症の方も、動脈硬化が進行している可能性が高く、血圧の変化に注意しなければなりません。
3. 基本的なヒートショック対策
ヒートショックの基本的な対策は、急激な温度変化を避けることです。特に入浴時は注意が必要で、以下6つのポイントを押さえることが重要です。
(1) 湯はり時に浴室を暖める
高い位置に設置したシャワーでお湯はりをすると、浴室全体を温められます。
(2) 脱衣室も暖めておく
暖房器具を使用すれば、脱衣時の寒暖差を減らせます。
(3) 湯温設定は41℃以下・つかる時間は10分以内
42℃のお湯に10分間入浴すると、体温が38度近くまで上昇し、高体温による意識障害に陥る危険性があります。浴槽から出られなくなったり、浴槽内にしゃがみ込んでしまい、溺水してしまうことも。湯につかる時間は、10分までを目安にしましょう。
(4) 入浴前に家族に一声かける
異常があった際に早めに気づいてもらえるよう、家族に声をかけておきましょう。
(5) 湯はり時に浴室を暖める
体が脱水状態になると血圧が下がったり、不安定になる危険性があります。この状態で激しい温度差に見舞われるとヒートショックを起こしやすくなるため、入浴前には必ず水分を摂取しましょう。
(6) 湯はり時に浴室を暖める
血圧の変動を抑えるため、湯につかる前には入念にかけ湯を行いましょう。
その他の対策として、夕食前や日没前の入浴がおすすめです。この時間帯は外気温が比較的高く、人間の生理機能も活発(※)なため、温度差への適応がしやすくなります。また、食後1時間以内や飲酒時の入浴は血圧が下がりやすいため、控えましょう。
※ 生命を維持する生理機能のピークは14時〜16時。この時間を過ぎると、徐々に生理機能は低下する。
4. ヒートショックの症状が現れたら
ヒートショックにより浴槽で意識不明の人を発見した際は、以下の通り迅速な対応が必要です。
(1)浴槽の栓を抜き、大声で助けを求めて協力者を呼ぶ。
(2)可能であれば入浴者を救出する。(不可能な場合は、上半身を蓋に乗せるなどして沈まないようにする)
(3)直ちに救急車を要請する。
(4)肩をたたきながら声を掛け、反応があるか確認する。反応がなければ呼吸を確認する。
(5)呼吸がない場合は、胸骨圧迫を開始する。(可能であれば、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を交互に行う)
部位別のヒートショック対策
住宅のヒートショック対策として、部屋の温度差を減らすために設備を導入したり、家全体の断熱性を高めるリフォームがおすすめです。
1. 浴室
(1) 浴室暖房機の設置
ヒートショック対策として、特に浴室暖房機の設置がおすすめです。浴室暖房機は埋め込み型と壁掛け型の2種類がありますが、壁掛け型の方が比較的簡単に設置できます。(お客さま宅の状況により設置できない場合があります。詳しくは担当者までお問い合わせください)
(2) 浴室リフォーム
特にタイル貼りで寒さを感じる在来工法の浴室の場合、断熱性能の高いユニットバスへのリフォームも、ヒートショック対策におすすめです。
合わせて浴室暖房機や内窓を設置すると、さらに断熱効果が高まります。
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2. 脱衣所
衣服を着脱する脱衣所には、暖房器具を設置しましょう。コンセントが足りない場合は、1箇所あたり1〜2万円程度で増設工事ができます。
3. トイレ
脱衣所と同様、暖房器具の設置がおすすめです。トイレ空間が狭い場合は、埋め込み型や壁掛け型の暖房機を設置すると、圧迫感を軽減できるでしょう。暖房便座を導入することで、お尻がヒヤッとするのを防げます。
▼参考記事
4. 住宅全体
住宅全体の断熱性能を高めるなら、壁や天井などに断熱材を入れたり、断熱塗料を塗布したりする、断熱リフォームがおすすめです。住宅のなかで熱の出入りが最も多いのは、窓やドアなどの開口部。そのため、費用対効果を重視するなら、内窓の設置がおすすめです。
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横浜でヒートショック対策をするなら、ヨコエネにおまかせ!
ご高齢の方や高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病がある方は特にヒートショックに気をつけていただきたいです。急激な温度変化を避けるのが鉄則ですが、最も注意が必要となるのは入浴時です。「暖房機を使って浴室や脱衣所を暖めておく・湯温やつかる時間に注意する・万が一に備えて家族に声をかける」など、できる限りの対策を講じて、冬の時期も入浴時間を楽しく快適に過ごせるようにしたいですね。
ヨコエネでは、ご紹介した設備の設置や、浴室・断熱リフォームを承っています。お住まいのご家族や住宅の状況に合わせ、最適なプランをご提案しております。ヨコエネのリフォームが選ばれる理由は、こちらをご覧ください。
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<出典>
・横浜市 ヒートショック
・消費者庁 冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! -自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています-
・冬期に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください
・地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター 冬場の住居内の温度管理と健康について
・STOP!ヒートショック
作成:2024年9月