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2024.01.22

横浜まち情報

ほかにはない厳選素材のおにぎりが味わえる、「おむすびの横濱屋」

東京ガス横浜中央エネルギー(ヨコエネ)は、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、東京ガスのサービス窓口を担当しております。そこで、日々地域のお客さま先で働く私たちだからこそ知っている、地元のお店情報をご紹介します。

今回ご紹介するのは、横浜市鶴見区に店舗を構える、「おむすびの横濱屋」さん。こだわり抜いた食材を使ったおにぎりは、これまでに食べたことのない至極の味でした。

素材にこだわった、ボリューム満点のおにぎり

鶴見線浅野駅から徒歩5分。大型トラックが行き交う産業道路を越えた先に、「OMUSUBI」と書かれた大きな看板が目に止まります。おにぎりのテイクアウト専門店、「おむすびの横濱屋」さんです。オーナーの桑原さんご夫婦が営むお店では、常時20種類の手作りおにぎりを販売しています。

お店のおにぎりの特徴は、なんといってもその大きさ。コンビニで販売されている一般的なものより、一回りも二回りも大きく感じられ、ボリューム満点です。箸休めのお漬物がついているものもあり、ご夫婦の心遣いが感じられました。

使用している食材は、奥様が厳選した特別な一品ばかりです。

「お米は新潟コシヒカリの三大産地である、岩船産のものを使っています。農薬や化学肥料を控えて作られた特別栽培米で、もちもちとした食感やコシの強さ・甘さがおにぎりにぴったりなんですよ」

海苔も同じ産地で、関東では都内のアンテナショップでしか販売されていない希少品を採用。塩はまろやかな味わいが特徴の、ヒマラヤ岩塩「ピンク塩」を使っています。

さらに、おにぎりの具材にもこだわっているといいます。

「明太子は本場である博多から仕入れていますが、料亭でも提供されているほど、品質の高いものを贅沢に使用しています。おかかこんぶ・くきわかめなどの佃煮は、さまざまなお店のものを食べ比べて、とある島から取り寄せているんですよ(笑)」

一つのおにぎりに、こだわりがぎゅぎゅっと詰め込まれているのを感じました。

売り切れ必至の人気メニュー

お店にはご近所の方や、トラックドライバーなどがよく買いに訪れるそう。特に人気のメニューを教えていただきました。

「銀鮭 甘塩」 300円(税込)

おにぎりの定番「銀鮭 甘塩」は、「鮭のまち」と呼ばれる新潟県村上市から仕入れた鮭を使用。蒸し焼きにしたあと、丁寧に手作業でほぐした身は旨味が濃く、ふっくらしていて絶品です。

「紅すじこ」 400円(税込)

(画像:おむすびの横濱屋 Instagramより)

「紅すじこ」も新潟県村上市で採れた希少な筋子を使用。お客さんに「ご飯が溺れてる(笑)」といわれるくらい、具材がたっぷりと詰まっています。臭みがまったくなく、筋子本来のおいしさを堪能できます。

「黄身とりももそぼろ」 300円(税込)
「黄身醤油」 300円(税込)

(画像:おむすびの横濱屋 Instagramより)

「黄身とりももそぼろ」は、4〜5日間醤油に漬け込んだ黄身と、鶏モモ肉のそぼろを挟んだおにぎり。黄身が2個挟まれた、「黄身醤油」のおにぎりも人気です。

「ポークたまご スパム缶」 400円(税込)

「ポークたまご スパム缶」は、厚さ2cmのスパムを卵と海苔で巻いた、ボリューム満点のおにぎり。2022年に開催された「横浜鶴見の美味しいものコンテスト」では、45店舗中第2位に輝き、そのおいしさが認められました。

お店ではおにぎり以外に、2種類のお弁当も販売しています。

「しゃけ玉弁当」 650円(税込)
「とりめし弁当」 900円(税込)

(画像:おむすびの横濱屋 Instagramより)

どちらも大人気かつ数量限定のため、事前の電話予約や取り置きがおすすめです。

【おにぎり・お弁当の事前電話予約&取り置き】
電話番号:045-875-2701
電話受付:営業日の朝8:00〜。
     オープン直後の時間帯(11〜12時)は、電話対応ができない場合があります。

定年を機に、夫婦の夢を実現

桑原さんご夫婦がお店をオープンしたのは、2021年のこと。きっかけは、ご主人の定年退職でした。

「以前より、『定年を迎えたら何か飲食店を開きたい』と夫婦で夢見ていました。『おにぎり屋さんをやろう』と決めてから、思い切って当時住んでいたマンションを手放し、現在のお店がある戸建てに引越したんです」

おにぎり屋さんを選んだ理由は、お二人が結婚してから数十年にわたり、毎日おにぎりを食べていたからだそう。

「勤めていた頃は毎朝5時に起きて、昼食用に私と妻の2人分のおにぎりを作っていました。管理職だったのでお昼休みも忙しくて…5分で食事を済ませるために始めたことだったんですけどね」とご主人。

桑原家の食卓に欠かせない存在だったおにぎり。飲食店経営を考えた際、おにぎり屋さんが選択肢に上がったのはごく自然な流れでした。

開業準備を始める際、米農家出身の奥様は、地元である新潟の食材を使用することを思いつきます。しかし、仕入れを行うまでが一苦労でした。

「一部の食材は、関東にはまったく流通していないものもありました。産地の方に『新潟の食材のおいしさを、横浜で広めたいんです!』と熱弁しても、なかなか取り合ってもらえないこともあって…。『無理を承知でお願いします!』と電話口で何度も頭を下げました」

そんな奥様の努力が実を結び、現在は選りすぐりの食材で作られたおにぎりが、店頭に並んでいます。

おにぎりの乾燥を防ぐため、店頭では保温バッグを使用している

お店で販売しているおにぎりは、1個150〜500円(税込)です。決して安いとはいえない値段の商品もありますが、素材にこだわっているがゆえに、ほとんどを利益度外視で販売しているといいます。

オープン当初、「こんな高いおにぎりを買う人はこの辺にはいないよ」といわれ、落ち込んだこともあるという奥様。しかし、今では200〜300個のおにぎりが飛ぶように売れ、開店から2〜3時間後には完売するようになりました。

「SNSでお店を知ったお客さまが、はるばる遠方からいらしてくださることもあって…本当にうれしく思っています」

お二人は揃って笑顔を見せました。

週末限定の至極のおにぎりを味わうなら

「おむすびの横濱屋」さんは、金〜日・祝日の週末のみ営業しています。商品によっては開店後まもなく売り切れてしまう場合もあるため、早めのご来店か電話での取り置きがおすすめです。

お店の近くには、ピクニックにぴったりの入船公園があり、ベンチに腰を下ろしておにぎりを楽しめます。また、2022年に放送されたNHKの朝ドラ、『ちむどんどん』のロケ地でもある鶴見。ドラマに登場した沖縄料理店や雑貨店もすぐ近くにあるため、足を伸ばしてみてもいいかもしれません。

関東ではなかなか味わえない至極のおにぎりの数々を、「おむすびの横濱屋」さんでぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

※当記事でご紹介した商品の価格は、2023年12月時点のものです。

【店舗情報】

おむすびの横濱屋

住所

横浜市鶴見区浜町2-9-1-5

営業時間

金〜日・祝日 11:00〜19:30
(商品がなくなり次第終了)

定休日

月〜木曜日

電話番号

045-875-2701
(朝8:00から事前予約・取り置きの受付可)

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取材・執筆・撮影/ヤマダユミ