ヨコエネ公式ブログ YOKOENE OFFICIAL BLOG リフォームお役立ち情報

NEW

2025.05.28

リフォームお役立ち情報

【2025年】内窓リフォームの2つの補助金制度を解説

「内窓リフォームの際に補助金は使える?」
「申請条件や対象商品について知りたい」

当記事では、内窓リフォームの補助金についてご紹介します。

私たちヨコエネは、横浜市内の8つの行政区(西区・神奈川区・港北区・都筑区・青葉区・旭区・瀬谷区・鶴見区)にて、「東京ガスライフバル」を運営しています。

ヨコエネは内窓のリフォーム工事を手がけていますが、(施工内容に応じて)補助金申請も行っています。そこで今回は、内窓リフォームの補助金内容や受給条件、申請方法について解説します。

Y
この記事の監修者
一級建築士 Miki.Y
東京ガスライフバル横浜鶴見 リフォーム課所属
2010年の入社以来、リフォーム業務に従事。
年間約50件のリフォーム工事を手がける。

内窓リフォームに適用される補助金

2025年4月現在、内窓リフォームの際に申請できる補助金を、2種類ご紹介します。

1. 先進的窓リノベ2025事業

(1) 概要

断熱窓への改修を促進し既存住宅の省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、住まいの快適性の向上及び家庭からのCO2排出削減、「ウェルビーイング/高い生活の質」の実現に貢献するとともに、先進的な断熱窓の導入加速により、価格低減を促進することで関連産業の競争力強化・経済成⾧を実現し、くらし関連分野のGXを加速させることを目的とする事業です。

(2) 補助対象となる方・補助対象となる住宅

▶︎補助対象となる方【以下の①②を満たす方】

① 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事を行うこと
「窓リノベ事業者」とは、補助対象者に代わり交付申請の手続きを行い、補助金の交付を受け、交付された補助金を補助対象者に還元するものとして事務局に登録された施工業者等をいいます。

※工事請負契約が結ばれていない工事は対象になりません。
※窓リノベ事業者は、住宅省エネ2025キャンペーンの住宅省エネ支援事業者に登録し、本事業に参加を申告することで登録されます。

② 窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること
・住宅を所有する個人またはその家族
・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
・賃借人
・集合住宅の管理組合・管理組合法人

※買取再販事業者も対象となります。ただし、別の施工業者にリフォーム工事を発注する(工事請負契約がある)場合に限ります。

▶︎補助対象となる住宅(本事業において住宅とは、人の居住の用に供する家屋)

●既存住宅
リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築(※)から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅(現に人が居住している住宅を含む)をいいます。

※本事業において「建築日」は、原則、検査済証の発出日とします。

・戸建住宅・低層集合住宅・中高層集合住宅など、建て方の違いにより補助対象になる製品や補助額が異なる場合があります。

・以下に該当する建物や居室の窓(ガラス)・ドアは、原則、補助対象となりません。
①不動産登記や固定資産の課税において、住宅以外の用途に分類される。
②(①が住宅であっても)現に住宅以外の用途に使用している。(店舗や施設等)

(3) 対象工事・補助金額

▶︎対象となる工事の着手期間:
2024年11月22日~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日)

※締結した工事請負契約に含まれる最初の工事に着手することをいいます。(補助対象である窓の工事に限定しません)
※工事請負契約以前に工事に着手した場合、補助対象になりません。
※締切は予算上限に応じて公表されます。なお、交付申請は工事の完了後に提出することができます。

本事業における「内窓設置」とは、以下の工事内容を指します。

工事内容備考
● 既存窓の内側に、新たに内窓を新設する工事
● 既存の内窓を取り除き、新たな内窓に交換する工事
● 外皮部分(※1)に位置する既存外窓(ドア)の開口面(※2)から、屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限る。
● 出窓の取り付け部に内窓を設置する場合、出窓の形状や躯体の状況により、補助対象にならない場合がある

さらに、設置・交換する内窓の性能区分とサイズに応じて、以下の通り補助金が支給されます。

 内窓のサイズ <面積>
大(L) <2.8㎡以上>中(M) <1.6㎡以上、2.8㎡未満>小(S) <0.2㎡以上、1.6㎡未満>
補助金額26,000〜106,000円18,000〜72,000円12,000〜46,000円

※1 外壁ライン上にある熱的境界。
※2 開口面とは、外窓(複数のサッシで構成された出窓を含む)やドアを設置するために外壁に空けられた開口に対して、周囲の壁面を延長してできる面。

注)「先進的窓リノベ2025事業」には、内窓設置工事のほかに既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事やドア交換の工事についても対象のため、申請できる可能性があります。

(4) 上限額

補助上限は1戸あたり200万円
なお、交付申請は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事を対象とします(※)

※ 本事業の対象製品はすべて、子育てグリーン住宅支援事業においても補助対象となりますが、子育てグリーン住宅支援事業の対象製品は、本事業でも一部補助対象になります。製品の性能等に応じて、両事業を併用することができます。ただし、両事業の補助対象である窓(ガラス)・ドアであっても、一つの窓が両事業でそれぞれ補助を受けることはできません。なお、同一開口部に複数の対象製品を設置しても、両事業を通じていずれか一つの窓のみ補助を申請できます。
※万一、子育てグリーン住宅支援事業と重複申請を行っていた場合、理由の如何によらず、本事業の交付申請を無効とし、交付決定の取り消しおよび返金等の措置を取る場合がありますので、十分ご注意ください。

(5) 注意事項

補助金には受給条件・予算枠があり、状況によっては適用されない場合があります。より詳しい条件や申請手順などの詳細、最新の交付申請状況は必ずホームページにてご確認ください。

2. 子育てグリーン住宅支援事業

(1) 概要

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業です。

今回は、既築住宅をリフォームする場合の条件などをご紹介します。新築物件で補助金を申請する場合は条件が異なりますので、公式ホームページをご確認ください。

(2) リフォーム工事の補助対象となる方・補助対象となる住宅

▶︎補助対象となる方【以下の①②を満たす方】

① グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方
「グリーン住宅支援事業者」とは、工事発注者に代わり、交付申請等の手続きを代行し、
交付を受けた補助金を工事発注者に還元する者として、予め本事業に登録をした工事施工業者です。

※工事請負契約等が結ばれていない工事は対象になりません。

② リフォームする住宅の所有者等であること
・住宅を所有し、居住する個人またはその家族
・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
・賃借人
・共同住宅等の管理組合・管理組合法人

※買取再販事業者も対象となります。ただし、買取再販事業者から別の工事施工業者にリフォーム工事を発注する(工事請負契約がある)場合に限ります。

▶︎補助対象となる住宅(人の居住の用に供する家屋)

●既存住宅
リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築(※)から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅(現に人が居住している住宅を含む)をいいます。

※本事業において「建築日」は、原則、検査済証の発出日とします。
※既存住宅であることを確認する追加書類を求める場合があります。

(3) 対象工事・補助金額

▶︎工事請負契約日の期間
 着工までに締結された工事請負契約が対象。(契約日不問)

▶︎対象となる工事の着手期間
 2024年11月22日~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日)

補助金対象となる工事は、以下①〜③の必須工事(※1)のうち、2つ以上のカテゴリーの工事を行った場合かつ、補助額の累計が5万円以上になった場合のみとなります。また、補助金額は工事内容や範囲によって異なります。

・①~③の必須工事(※1)のうち、2つ以上のカテゴリーの工事を行っても5万円以上にならない場合は、「子育て対応改修」や「防災性向上改修」など、任意工事のカテゴリーと組み合わせて申請を行うことが可能です。詳しくはホームページをご確認ください。

<対象工事と補助額の一例>

区分カテゴリー工事内容補助額
必須工事①開口部の断熱改修ガラス交換※24,000〜14,000円/枚
内窓設置※311,000〜17,000円/箇所
外窓交換22,000〜34,000円/箇所
ドア交換43,000〜49,000円/箇所
②躯体の断熱改修外壁※4・ 間仕切壁※584,000〜169,000円/戸
屋根・天井30,000〜60,000円/戸
52,000〜105,000円/戸
③エコ住宅設備の設置太陽熱利用システム30,000円/戸
高断熱浴槽32,000円/戸
高効率給湯器30,000円/戸
蓄電池64,000円/戸
節水型トイレ21,000〜23,000円/台
節湯水栓6,000円/台

※1 本事業においてカテゴリー①の工事を申請しない場合でも、「先進的窓リノベ2025事業」の交付決定を受けている時は、カテゴリー①の工事を行ったものとして取り扱います。
また、本事業においてカテゴリー③の工事を申請しない場合でも、「給湯省エネ2025事業」または「賃貸集合給湯省エネ2025事業」の交付決定を受けている時は、カテゴリー③の工事を行ったものとして取り扱います。ただし、いずれの場合も、本事業における ①~⑧の補助額の合計が5万円以上である必要があります。(他事業の補助額を含めることはできません)なお、同一カテゴリーの工事を複数行っても1つと数えます。
※2 障子枠(ガラス+フレーム)のみを交換し、枠を交換しない、または新たに設置しない場合には、ガラス交換として取扱います。ガラス交換は、箇所数ではなく、交換するガラスの枚数を乗じて算出。ドアに付くガラスのみ交換の改修は対象外とする。
※3 内窓交換を含む。
※4 共同(集合)住宅においては、界壁を含む。
※5 間仕切壁は部分断熱に限る。

(4) 上限額

1戸あたりの補助上限額は、以下の通りです。

区分補助上限額
必須工事①~③のすべてのカテゴリーを実施60万円/戸
必須工事①~③のうち、いずれか2つのカテゴリーを実施40万円/戸

(5) 注意事項

補助金には受給条件・予算枠があり、状況によっては適用されない場合があります。より詳しい条件や申請手順などの詳細、最新の交付申請状況は必ずホームページにてご確認ください。

内窓リフォームの補助金申請手続きの詳細

交付申請等の手続きや補助金の消費者等/工事発注者への還元は、施工業者/工事施工業者(あらかじめ「窓リノベ事業者」または「グリーン住宅支援事業者」としての登録が必要)が行います。消費者等/工事発注者は、自ら申請できません。(申請手続きは一部変更になる場合があります。)

① 工事請負契約の締結

工事着手の前に、工事請負契約を締結したリフォーム工事が対象です。

※複数の事業者に工事を分割して発注し、リフォーム設置/工事を行う(分離発注)場合は、「先進的窓リノベ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業」では申請方法が異なります。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

② 共同事業実施規約の締結

窓リノベ事業者またはグリーン住宅支援事業者と本事業の補助金を利用するにあたり、事務局の指定様式「共同事業実施規約」により予め取り決めを行います。

③ 工事の着手

工事請負契約を締結し、2024年11月22日以降に工事着手したリフォーム工事が、補助の対象となります。

(注)先進的窓リノベ2025事業の場合は、締結した工事請負契約に含まれる最初の工事に着手することをいいます。(補助対象である窓の工事に限定しません)

④ 交付申請の予約(任意)

補助金の交付が見込まれる補助事業(リフォーム)に対して、交付申請予定額を一定の期間、確保(予約)することをいいます。申請は窓リノベ事業者またはグリーン住宅支援事業者が行いますが、申請予約は任意のため、予約を行ってくれるか確認すると安心でしょう。

⑤ 工事の完了・引渡し

締結した工事請負契約に含まれるすべての工事を完了し、引渡しを行います。

(注)先進的窓リノベ2025事業の場合は、工事完了に加え、工事発注者への引渡しの完了後、はじめて交付申請が可能となります。なお、契約工事全体の工事が完了前であっても、住宅・居室ごとに補助事業の対象工事が完了し、工事発注者への引渡しが完了した場合は、当該住宅・居室ごとに交付申請を行うことが可能です。ただし、補助金交付後のトラブルを避けるため、部分的な引渡証の作成や工事代金の清算を行ってください。

⑥ 申請書類の提出

必要書類を揃え、窓リノベ事業者またはグリーン住宅支援事業者が所定の期間内に申請を行います。

(例)必要書類
● 工事請負契約書
● 対象工事内容に応じた性能を証明する書類等
● 工事の写真 など

横浜で補助金を使った内窓リフォームをするなら、ヨコエネにおまかせ!

今回は内窓リフォームに利用できる補助金制度についてご紹介しました。申請・工事期間などが指定されているため、詳細は公式ホームページにて確認してください。

なお、横浜で補助金を利用した内窓リフォームを検討している方は、お気軽にご相談ください。ヨコエネのリフォームが選ばれる理由はこちら

>>【横浜でリフォームするなら!】リフォーム業者の選び方12カ条

\最新のリフォーム情報は、Instagramで発信中/

この記事を見た方におすすめ

<出典>
LIXIL インプラス/インプラス for Renovation/インプラス浴室仕様
先進的窓リノベ2025事業
子育てグリーン住宅支援事業

作成:2025年4月