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2023.05.29

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システムキッチンのタイプ・レイアウトのポイント6選

目次

システムキッチンのタイプ・レイアウトのポイント6選

システムキッチンをリフォームする際、悩みやすいのがレイアウトです。当記事ではキッチン本体だけでなく、キッチン全体のレイアウトについても解説します。

 

使いやすいシステムキッチンのレイアウトとは

使いやすいシステムキッチンのレイアウトとは

システムキッチンをレイアウトする上で、重要な6つのポイントをご紹介します。

システムキッチンのレイアウトポイント① ワークトライアングルを意識

使いやすいシステムキッチンにレイアウトするためには、「ワークトライアングル」と呼ばれる、最適な作業動線を意識することが重要です。
コンロ・シンク・冷蔵庫の3点を線で結び、各々が以下の距離に収まっていると作業効率が高まると言われています。

システムキッチンのレイアウトポイント② 冷蔵庫はキッチンの入口付近に

冷蔵庫はキッチンの入り口付近に置くのがおすすめです。買ってきた食材をすぐに入れられる上、料理中に家族が冷蔵庫の物を取りに来ても、動線がぶつかりません。ただし、扉の開き方には注意が必要です。「扉が90度までしか開かない」「回り込まないと物が取り出せない」となると、かえって使いづらくなることも。

システムキッチンのレイアウトポイント③ 収納はコンロ・シンクの中間地点に

食器棚などの収納は、盛り付けや配膳・片付けの際に使用するため、コンロとシンクの中間地点にレイアウトするとよいでしょう。食洗機がある場合は、近くにレイアウトするのもおすすめです。

システムキッチンのレイアウトポイント④ 家電はシンクと同じ高さに

電子レンジやトースターなどの調理家電は、シンクの高さに合わせて配置すると水平移動だけで作業が進められます。炊飯器など蒸気が出る家電は、上部に十分なスペースが確保できる場所に置きましょう。

システムキッチンのレイアウトポイント⑤ ゴミ箱は隠せる位置に

ゴミ箱は必需品ですが、あまり目立たせたくないアイテムです。カウンターや収納の下など、隠せる場所に置けるよう工夫しましょう。

 

レイアウトを左右するシステムキッチンのタイプ

レイアウトを左右するシステムキッチンのタイプ

レイアウトを検討する上で、どのシステムキッチンを選ぶかはとても重要です。それぞれのタイプのメリット・デメリットを紹介します。

◆壁付けキッチン

独立した空間にできる壁付けキッチンは、料理に集中しやすく、リビングに匂いや汚れが広がりにくいタイプ。ただし、家族とコミュニケーションが取りにくい側面があります。

◆対面式キッチン

開放的な空間を演出できる対面式キッチンは、料理中も家族とコミュニケーションが取りやすいタイプ。間仕切りがないため、煙や匂いがリビング・ダイニングに広がりやすいのが難点です。

以下では具体的なタイプを解説します。

システムキッチンのタイプ① I型

システムキッチンのタイプ①I型

シンクを中心にコンロと冷蔵庫が一列に並ぶタイプ。場所をあまり取らずに設置できるため、現在最も主流のキッチンとなっています。

システムキッチンのタイプ② L型

システムキッチンのタイプ② L型

L型はコンロ・シンク・冷蔵庫の動線が自然と三角形になり、「ワークトライアングル」を実現しやすいタイプ。作業・収納スペースを十分確保できますが、コーナー部分がデッドスペースになりがちです。

システムキッチンのタイプ③ コの字型

システムキッチンのタイプ③ コの字型

コンロ・シンク・作業スペースが分かれるため、L型と同様「ワークトライアングル」を実現しやすいタイプ。収納量が多いので料理好きの方に好まれますが、コーナー部分がデッドスペースになりがちです。

システムキッチンのタイプ④ セパレート型

システムキッチンのタイプ④ セパレート型

キッチンがコンロ側とシンク側の二列に分かれるタイプ。「ワークトライアングル」の動線を短くしやすいですが、振り返る動作が増えます。収納量が多いので、吊り戸棚を設置せずに済む場合も。

システムキッチンのタイプ⑤ アイランド型

システムキッチンのタイプ⑤ アイランド型

キッチンが壁から離れ、独立した場所に設置されているタイプ。家族とコミュニケーションが取りやすいですが、油汚れや匂いがリビング・ダイニングに広がりやすい難点も。「見せるキッチン」として人気ですが、片付けが苦手な方にはデザインがネックになってしまうかもしれません。

システムキッチンのタイプ⑥ ペニンシュラ型

システムキッチンのタイプ⑥ ペニンシュラ型

キッチンの左右どちらかが壁付けになっているタイプ。アイランド型と同様に家族とコミュニケーションが取りやすいものの、油汚れや匂いがリビング・ダイニングに広がりやすいのが難点です。キッチン回りを隠しづらいため、収納や掃除に工夫が必要です。

 

知っておきたいシステムキッチンレイアウトの失敗例

失敗例

システムキッチンのレイアウトに失敗すると、どんな影響があるのでしょうか。

失敗例① キッチンのごちゃごちゃが目立つ

対面式キッチンは全体がリビング・ダイニングから見えるため、片付いていない部分が目立ってしまうことも。急な来客に困る場面が出てくるかもしれません。

失敗例② リビングが狭くなる

アイランド型のキッチンは大きめのサイズで作られており、通路幅を考慮しても必要なスペースは約6畳。LDKの大きさをきちんと把握していないと、「想定よりもリビング・ダイニングが狭くなった」と後悔してしまうかもしれません。

失敗例③ 収納が足りない 

壁付けから対面式キッチンにリフォームすると、吊り戸棚がなくなる分収納スペースが減ってしまいます。別途収納棚やカウンターなどを設置することを検討しましょう。

失敗例④ コンセントが足りない

家電用のコンセントの場所や数をきちんと検討しないと、いざというときに「コンセントが足りない」なんてことに。料理のスタイルに合わせて、必要数をレイアウトしましょう。

 

システムキッチンのレイアウト別費用相場

費用・相場

レイアウトによって、システムキッチンのリフォーム費用は異なります。

◆レイアウト変更なしの場合

レイアウトや間取りを変更せずにシステムキッチンを交換する場合、費用相場は約50〜100万円です(※)。

(例)壁付けタイプのI型キッチンを同タイプ・同サイズのキッチンに交換する

◆レイアウト変更ありの場合

レイアウトや間取りの変更を伴うキッチンリフォームをする場合、費用相場は約100〜200万円です(※)。

(例)壁付けキッチンを対面式キッチンに交換する

※キッチン本体のグレードやサイズ・オプション工事により、価格は変動します

 

システムキッチンのレイアウトにこだわった当社施工事例

システムキッチンのレイアウトにこだわった、ヨコエネの施工事例をご紹介します。

施工事例① セパレート型からコの字型へのレイアウト変更

キッチンBefore
Before
キッチンbefore
Before
After
キッチンafter
After

使用商品:TOTO クラッソ

「家族と会話しやすいキッチンにしたい」とのご要望だったため、対面カウンターを採用しました。セパレート型キッチンは、コの字型にすることで作業動線を改善。「想像していた以上に使いやすい」とお客さまからお喜びの声をいただきました。

施工事例② 壁付けI型キッチンから対面式ペニンシュラ型へのレイアウト変更【横浜市神奈川区】

キッチンbefore1
Before
キッチンafter
After

使用商品:ノーリツ

キッチンとダイニングの間仕切り壁を撤去し、壁付けI型キッチンを対面式ペニンシュラ型にリフォームしました。ペニンシュラ型は収納が少なくなってしまうため、背面に大容量の収納を設置しました。

施工事例③ ゴミ箱とコンセントを考慮したレイアウト【横浜市鶴見区】

before_キッチン全体
Before
after_キッチン全体 (2)
After
after_シンク
After

使用商品:LIXIL リシェルSI

以前はキッチンに入ると真っ先にゴミ箱が目に入りましたが、収納下にゴミ箱のスペースを作ることで生活感を隠せるように。また、お菓子作りが好きな奥さまのご要望で、調理家電用のコンセントを増設しました。

 

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システムキッチンのレイアウトについてのまとめ

システムキッチンのレイアウトは、コンロ・シンク・冷蔵庫の「ワークトライアングル」を意識しましょう。収納・家電・ゴミ箱の位置も合わせて検討すると、快適なキッチンを保つことができるでしょう。システムキッチンのタイプは、メリット・デメリットを理解した上で、生活スタイルに合うものを選んでください。

キッチンリフォームにどのくらい費用がかかるかは、以下の記事をご覧ください。

ヨコエネでは同タイプキッチンへの交換から、大きなレイアウト変更を伴うリフォームまで幅広く対応しています。「我が家に合うキッチンはどんなタイプなのか」「レイアウト変更はできるのか」など、気になる方はWEB問い合わせフォームよりご相談ください。

 

<出典>
クリナップ 「使いやすいキッチンレイアウトの⾒つけ⽅!わが家にぴったりのレイアウト・収納・配置は?」

<参考>
CAINZ Reform 「キッチンの間取り・レイアウト 失敗例と便利な間取りを徹底解説」

 

作成:2023年4月

 

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